
佐賀県内で4院を展開するくすの樹接骨院では、多くの肩こり・首こりでお悩みの患者様の施術実績があります…
オスグット病は成長痛ともいい、10から14歳の成長期のスポーツ選手に多く起こる、膝のお皿の骨(膝蓋骨)から数センチ下の部分(脛骨粗面)の腫れや運動時の膝周りの痛みが主な症状で、これは怪我というよりもスポーツを行う上で起こる負荷を繰り返すことで生じるスポーツ障害の一種です。
膝蓋骨と脛骨粗面は膝蓋靭帯という靭帯で繋がっていて、ジャンプやランニングといった動作を繰り返すスポーツをまだ未熟な成長期に行うことで、脛骨粗面の骨や軟骨が炎症を起こしたり、部分的に剥離を起こしている状態です。
ひどい場合は膝をちょっと曲げただけでも痛みが走り、松葉杖をつかないと歩けない、といったケースも見られます。
逆に軽い場合は数日の休息によって改善する場合もありますが、いったん悪化させてしまうと良くなるまでに長い時間かかることになってしまいます。
オスグットでよくあるのは、大腿四頭筋という、大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋の4つの筋肉を指す筋肉で、太ももの前側にある筋肉の緊張です。
これら4つの筋肉は全て膝蓋骨についていて、膝蓋靭帯を通して脛骨粗面に付着しています。
大腿四頭筋の役割は膝を伸ばすための筋肉ですので、ジャンプしたり早く走ったりする際に使われますが、同時に膝を曲げるときのクッション的な役割も持っています。
日常生活でも非常に重要な役割を持つ筋肉です。
大腿四頭筋が収縮するときに筋肉が硬く張った状態ですと、膝蓋靭帯がひっぱる脛骨粗面の負担が増し、その負担が脛骨粗面の痛み、つまりオスグットにつながります。
上記にもある通り、成長期によく起こるので成長痛とも言われますが、これは不完全な認識であると言えるでしょう。
オスグット病の根本的な原因は、スポーツなどで緊張して硬くなった筋肉が痛みを引き起こしているからです。筋肉が硬くなっている状態では一層疲労もたまりやすくなり、その疲労がさらなる緊張を生み出すといった悪循環につながります。なのでその筋肉の緊張を緩め、ほぐしてあげる必要があります。
オスグットは身体が硬い子の方が症状が重くなりやすいです。オスグットは大腿四頭筋の緊張が原因ですが、その際には太ももに裏にあるハムストリングも硬くなっていたり、足首や股関節、背中、首など、全身のバランスも同時に考えないと本当の意味での根本改善にはつながりません。
人間の身体は非常に繊細なバランスの上に成り立っています。そのバランスの一部を改善させたところで、その要因となるもの全てをきちんとケアしないと再発に繋がりやすくなってしまいます。
怪我しにくい、強いカラダにするために、くすの樹接骨院では、全身のトータルソリューションを目指した根本改善を常に目指しております。